アート制作とは一番奥のドアを開ける作業だ

アート制作とは一番奥のドアを開ける作業だ

アートパラダイス展に初出展いたしました。



前々から七宝で光の作品を制作していたのですが、こういった形で出展させていただくのは初めてでした。

この四角い七宝の光の絵は、狙ってできたものではありません。

下に不透明釉薬、上に透明釉薬を乗せて高温焼成するのですが、釉薬が溶ける温度が違うため、下の不透明釉薬が噴射したような絵柄になります。

釜に入れて焼成する時間が少し変わるだけで、全然違う絵柄になるところが『いま』を意識できる瞬間でもあります。

釉薬を乗せてこれから釜に入れる瞬間

題名を『光』としたのは、

水面の光、キラキラした波の光、シーンとした水面の光、新緑の中の光もあれば、美しく薄い花びらを通過する光と、様々あります。

そういった様々なシーン、記憶の中の光を思い起こしたいと思い『光』にしました。

光。

生きとし生けるものは全て光に向かって日々成長しています。

ひとりひとりが持つ奥底の光と

それから時間や空間を超えた普遍的な大きな光。

それらが繋がったと感じた時、大きな歓びと愛を感じます。

今回この展示会に参加させていただくきっかけは、こちらの展示会の半分は障害を持つ人たちの施設からの作品出展で、主催者の広住さんがうちの息子のイラストの出展のお誘いをいただいたことでした。

『お母さんの作品も有料だけど出展できるよ』とおっしゃられましたので、出展させていただきました。

本当に息子はいつも御縁を運んでくれるなと思います

「インドの神々」吉田玄

作品を展示して観賞されている方の前で作品のコンセプトなど説明し、その『評価』をしていただく、なんて機会自体がとても新鮮だったわけです。

作品展示販売は経験ありました。でもこの売り買いのない作品展示、評価が非常に自分の中の無邪気な子供の部分が喜んだわけです。

お誘いくださった主催者でもある広住さんの「波紋」

そしてアートを愛されている方々との交流も楽しかったです。

こちらのスケッチもすごかったです!!
阿吽の仁王像。

上の仁王像、すごく好きです。
橋本先生と仰る画家の先生の作品で、フレームの大きさがA5くらいしかないんです。
この大きさのフレームにこの構図。
訴える力が強くなります。

本当に勉強になります。

最終日のギャラリートークの歓談のとき、広住さんがおっしゃった言葉が印象的でした。
「アート制作はそもそも、その人の最も一番奥のドアを開ける作業だ」

日々の感情、心、更にその奥にある意識、、
奥へ奥へと進んだとき、まるで竹の根のように私達の意識は奥底で繋がっているように思います。

その奥底に透明で美しい真理が輝いているような気がします。
しかしそれを表現するとき、論理的な言葉では表現できないものです。