14. 届いた祈り

14. 届いた祈り

最も心配だった背骨の奇形

顔の形成の障害や、耳が聞こえるかどうかということももちろん心配ではあったけれど、
一番は背骨の奇形「側弯の角度が進行しないだろうか?」というところが最も長きにわたって一番心配したことだった。

生まれた時の側弯の角度は35度。側弯が進んでしまう赤ちゃんは生後三カ月ぐらいでも50度位に進むこともあるという。
学童期になって進行する子もいれば、中学・高校で進行する子もいるらしい。

側弯がいつ進行していくのか。

それともそのままの角度でキープしていくのか

予測すらつかない。

息子は典型的な側弯のタイプではないのだが正常な左の成長と共に(問題のある)右も一緒に成長してくれればと望んでいた。
詳しくは↓
見つかったたくさんの障害

どうなるのか予測がつかない、「手術」は無理と医者からも言われた。
祈るしか方法がなかった。

届いた祈り

 

息子が5-6か月の時、大学の頃の友人がうちに遊びに来てくれた。

雑談の中で
「毎日寝る前に3つの祈りをするといいらしいよ。」と言う事を教えてくれた。

「その日一日の感謝(ありがとうございました)と、世界が平和になりますようにと、最後に自分の願い」
この3つをセットにして祈るのがポイントだそうだ。

私はこの最後のところに「息子の側弯が今の角度から進みませんように。」を入れた。

一日の終わりにその日のかわいかった表情や仕草で笑ってしまった事、楽しかったことを思い出す。そして最後に一つ願い事を入れる。

これいいなあ~。と単純に感じ、素直に信じ結局十何年もこの祈りは続いた。

25歳の今はあれだけ心配していた側弯の角度は赤ちゃんの時から進行せず35度のままだが、
歩くことはもちろん走ることも飛ぶこともできる。

今の彼を取り巻く人々も側弯のことなど全然気づいていないかもしれない。

これまでの人生に幾度となく様々な小さな願いを祈った経験はあるが、今までの中で自分の中ではこれが一番大きな祈りだったと思う。

当の友人はそれを伝えたことを覚えてないと思うが、素晴らしいプレゼントに感謝している。

今思えば、
「祈り」は最も有効的な方法だったのかもしれないと感じる。

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