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作品・日々の観察・制作

グランディングと合気道

私は
「求めるもの、真実はすべて足元にある。それを体得する」という人生のテーマを一つ持っています。

割合昔から妄想したり、インスピレーションを受けたりということは子供の頃から日常よくありました。

それはそれでいいのですが、なんか浮ついているというか足が地についていないようなところがありました。

だからなのかなんなのか子供の頃から足がつることが多かったです。

「足元を見ろ」と神さまから言われているような感じです。

父からもよく「おまえ、最近浮ついとるな。しっかりせえ」なんて言われてました。。。

具体的には
急に話が非現実的な話に飛んだり
財布の中身も見ないで物を買ったり。。。
思いつきで行動。。などが多かったように思います。って未だにそうですけど、「計画」というものが苦手です。

グランディング とは、地球・大地のエネルギーと自分のエネルギーが繋がることです。

浮ついていることや思いつきで行動すること自体個性と言ってしまえばそれまでですが
この物資世界で生き抜いていくためには、グランディング は必要不可欠となります。

具体的には地に足をしっかりとつけ、現実的に今ここで生きている自分をしっかりと感じていくことなのかなと思います。


思いつきで行動して良かったと思うことも多々ありますからそれ自体、悪いことではないのですが、バランスの問題かなと思っています。

昔、母に書いてもらって部屋にかけています

もし「真実が足元にある」のなら足元をその都度しっかり見ていないといけません。

この場合足もとは本当の足元という意味もありますが物、知識、人脈、など今すでに持っている物も指します。

現代社会での溢れた情報の大半は、

「あなたにはそれがないからこれが必要でしょ」というようなメッセージばかりです。

そうでないとモノが売れませんからね。

健康、美容、運動、仕事あらゆることにおいてです。

一歩を踏み出すための「情報や物、人」はだいたいにおいてすぐ近くにいる(ある)のです。

実は「ない」のではなくてちゃんと「ある」のです。浮かれているとそれに気が付きません。

ひとつひとつのことを落ち着いて着実に成していくことは物資世界ではどうしても必要になってきます。

健康面では腰から下、足元の冷え性に悩み、
仕事・活動面ではアイデアは思いつくけれど、実をなすまでなかなか待てなかったり、形にできなかったりといったことがありました。

つくづく身体の症状と心の意識はイコールだなあと感じます。

自分は頭にばかりエネルギーが偏っているような気がしてもっと足元にエネルギーを循環させたいなと思い、気や見えないエネルギーを身体で学びたいと思うようになりました。

浮ついたスピ話を頭だけで理解しようとするのは私にとって意味がないと思いました。
身体で実際体得する必要があると。

そして3年くらい前から週一度太極拳クラスに通いました。

太極拳は身体の中の気・エネルギーを循環させ大地とつながる中国の武道です。

呼吸を意識しながら非常にゆっくりとした動きは私の身体にとってとても良さそうです。

また、それを裸足で公園でやっていたのですが、とても気持ちよくて、それは身体に溜まった電磁波を大地に流すアーシング の効果があったと思います。

しかししかし
太極拳は大変良かったのですが、そのうち相手(人)との気をもっとキャッチしたり交わしたりする組手、人との技の掛け合いのようなものがやりたいと思うようになりました。

そこで合気道に興味を覚えました。

早速近所の合気道クラスの体験に参加、
武道のクラスにありがちな体育会系のノリが少なそうに見えたので入会することにしました。

全くの初心者なわけですが、ここでは特にこれまで日常の運動で使わなかった筋肉を駆使します。

膝行しっこうと言って座り姿勢で膝で武士のように進んでいく特有の進み方があります。
体験の時に教えてもらって見よう見まねでやったところ早速足がピキーんと(心の中でこれはくるななど思ってしまっていたわけですが案の定)いきました笑。

足がつったぐらいで弱気になった私ではありませんでした。

なんだかんだ言いながらも半年続きました。そしたらやがて
足がつる回数が少なくなってきました。足元の筋肉も鍛えられていったように思います。

最高のパフォーマンスを引き出すには「余計な力を抜く」ことと、「身体の作りを最大に活かす」ことがとても大切だということを日々教えていただき、お稽古しているところです。

余計な力を抜くと言うのは「ああしよう」「こうしよう」と余計な意識を持たないということで、「身体の作りを最大に活かす」というのは神様から頂いたこの身体をもっと知り最大に活かすということです。

リラックスを体得し、最高のパフォーマンスが引き出すこと、それこそまさしくしっかりと地に足がついたうえで天啓(というと大げさですが)、思いつきを表現できる私になれるのでは。と思っています。

身体が慣れるまで一年以上かかるかもしれません。

身体を正しく使うことで最大の力を発揮させるという意味では太極拳も似ているところがあるように思います。

自分軸を持つためにスタートしたことなので、無理なく自分のペースで続けたいと思っています。