パワーチャージ小豆島一人旅行

パワーチャージ小豆島一人旅行


旅のきっかけ

早朝7時新横浜。

のぞみ新幹線で姫路には10:00に到着した。


姫路は私の生まれ故郷だ。
新幹線を降り、駅前に出ると真正面に姫路城がそびえ立つ。

姫路駅。
何年ぶりだろう。駅前もすっかり変わってしまった。

駅近くでレンタカーを借り、姫路港へ向かう。

小豆島へ向かうためには船でアクセスするしかない。
高松・岡山・神戸・姫路からアクセスできる。

今回はホテルと時間の都合で姫路からアクセスすることにした。車ごとの乗船だ。

そして小豆島へ向かう船の上で今文章を書いている。

今年11月初旬、一年ほど前にお会いしたセラピストさんに急に無性に会いたくなり、予約を入れた。
特に相談内容などなかったけど会いたくなったのだ。
この時は小豆島旅行の計画すらなかった。

彼女の開口一番
「西の島でパワーチャージを」

パワーチャージか。。確かにこのところ忙しすぎた。

私にとっては西の島=小豆島しか浮かばなかった。

小豆島へ初めて行ったのは高校の移動教室だった。
確か2−3泊の移動教室であったがその際訪問した小さな島の美しさがずっと記憶の奥底にあった。

小豆島

その後大学へ進学し、東京八王子で家庭を持ち、25年ほど月日がたった。

なぜかふと、あの思い出の美しい島へまた行ってみたくなった。
そして当時小学生だった娘を連れ神戸の実家へ帰省がてら2度めの訪問を果たしたのだった。

3度めの訪問は2020年、国内感染者50何人とテレビが大騒ぎし、街や職場から人がいなくなる1ヶ月前だった。夫と久々の二人旅だった。

断崖絶壁にある寺院、石切場、岩場、自然が織りなす剝き出しの花崗岩の風合いを夫はきっと気に入ってくれるのではないかと思って誘ってみた。

石切場

かつて徳川幕府が大名63藩64家を動員し大阪城を再建する際に大名たちは石を競うように運び出したそうだ。
その石切場がいくつかあり、当時の職人の岩の切り込みがそのまま残されていて大変興味深かった。

建築関係の仕事で自然の岩や樹木などをデザイン、制作をしている彼に小豆島の岩風景をどうしても見せたかった。

夫との小豆島の旅は、やはり岩場巡りがメインとなった。彼も非常に楽しんでくれたようだ。

彼との旅行は食事に楽しみのウエイトを置かない。
旅でなくても外食は安くて量の多さに価値を置く彼。いかにも建築関係の職人っぽい。
夕食は島のイオンのフードコート笑

「僕たち(の旅は)ってこれで満足なんだよねー」
って。。いや。。そうは思ってないけど。。別に否定せずそういう旅として楽しんだ。

まあそれはそれで楽しい旅だった。

西の滝から瀬戸内海を望む

一年後。2021年。
この時も特に行く予定はなかっのだが、娘が旅の情報サイトを見て、昔訪れた記憶が良いものだったのか小豆島へ行きたいと急にLINEで伝えてきた。

それでは。と夫抜きで旅を計画し二人で再訪。4度目の訪問を果たした。

樹齢1000年オリーブ大樹

旅行は一緒に行く人が変われば旅そのものが変わる。
21歳の娘との旅は「旅の見どころ」と映える写真、美味しい食事がメインだった。

弘法大師(空海)が約1200年前に修行したと言われる霊場をたどる巡礼をお遍路さんといい、四国のお遍路さんは有名である。
実は小豆島にも八十八霊場があり、空海が生まれた讃岐(香川県)から京都へ上京する際、途中にある小豆島へたびたび立ち寄って修行や祈りを捧げたと言われている。

小豆島には島の自然の地形を生かした「山岳霊場」がいくつかある。
見たこともないような断崖絶壁に寺社が建てられている。

一体どうやって建物を立てることができたのか?

すごい場所に建物が建てられている。

西の滝

この時の旅行では私が興味ある山岳寺院行きを彼女は嫌がった。
10年前の訪問の際、一箇所だけちょっと山岳霊場に連れて行った際、霊場に入った途端、娘のお腹が痛くなってしまったことを思い出した。
浄化かなにかの気・エネルギーに満ちた空間であることは間違いない。


この時は彼女から誘われた旅だし、二人の楽しい旅の思い出と思い、行き先は相談しながらの選択となった。
といってもほぼほぼ娘の行きたいところが優先となってしまった。
行き先が娘優先になろうが、それはそれでとても楽しい旅だった。

重岩(ものすごい岸壁に巨大な岩が重なっている。ここまで来るのもかなりサバイバル)
重岩からの夕日

小豆島・5度目の旅

このところオーダージュエリーの仕事が忙しかった。
オーダーはお客様・職人との打ち合わせが仕事の大半を占める。

ひとつひとつのオーダーの打ち合わせの都度自分のエネルギーが否応なく注がれていく。まあそれが仕事というものだろう。

仕事も家庭でも「エネルギー交換」というのが見えないけど行われている。
物を食べたり、誰かに相談したり、といったことも「エネルギー交換」だ。

誰か前に言ってたことを思い出した。。
私は相手のエネルギーを自分の懐にまず一旦入れてから相手に(エネルギーを)返信するタイプなのだそうだ。

まるでいろんなものを巻き込んで大きくなっていく台風のようだ。
それは良いときも悪い時もある。
自分のエネルギーを常に観察し、そして枯渇した時はチャージをするといったことを意識的にやらないと疲れてしまう。

そうか。だからこのタイミングで「エネルギーチャージ」なんだなあ。

「一人旅」というものは全て自分で決めて自分で行動できる。
好きな場所へ行ったり、気ままな時間に何か食べたり、赴くままに行動できる。
そういった時間が今の私には必要なのだ。

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